2015年8月31日月曜日

人の器(うつわ)(講談調)


さて、人の器の話です。

人はその件を、兎角大きさについて云々云々と語る訳ですが、小さくても美しい形、紋様もございますな。今頃ではそれを意匠と呼びますか。素材で見ますと、大き過ぎてかえって脆いガラス製だったり、錆びる鉄や、寂びる青銅ですとか。見方を変えれば、量についての良し悪ろしを飛び越えて、まったく違う顔が見えてくるのでございます。

そんなわけで人は本当に様々ですから。器量だけで計ってはいけない。器様で見たいものですな。

その具合で見ますと、バカラの肉厚グラスも、リーデルのワイングラスも、古伊万里の蕎麦猪口も、私なんかは全部素晴らしいと思う次第でございます。

結局の所、用途如何ということですな。

そこが肝要です。