2012年7月26日木曜日

Oldies day



波もないのに、

一人で海に浮いてる。

江ノ島もえぼし岩も水平線も何もかわんないなって思う。

目まぐるしく変わっているのは自分を取り巻く状況だけか。

風景は変わらない。

シリトーが言うように、

実は近くから見れば変化しているのかな。

そんなことをぼんやりと考えている。



夕方、俺たちの街に突然雨が降る。

でも、みんな知ってる。

すぐに上がるよな、この雨は。



PM4:00

冷やした白ワインとビールとギターを持って海辺のBARに集まる。

上半身裸の男たち。

やわらかい素材のワンピースを着た女たち。



野田さー浮いてんよ。

お前、東京の匂いがする。

うるせーっ。

Jack Johnsonがブチって切れて、

誰かが、BEACH BOYSを流す。

一瞬、場が静まる。

若い女の子たちがキョトンとした顔をする。



雨が上がる。松林の向こうが夕焼けに染まる。

なー。表、出ていい?

芝生の庭に椅子を持ち出して、深呼吸をする。

国道134が乾いていく匂い。

茅ケ崎の匂い。

懐かしくて、頭がクラクラする。

ずっとここにいたいなって思う。




いれないけどね。




あいかわらず流れているBEACH BOYS。

「Do you love me?
Do you surfer girl ?」



Oldies day。

そんな感じの休日。











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