ヘミングウェイの作品に「キリマンジャロの雪」という小説があります。
標高6000Mを超える山の頂きに凍りついて死んでいる豹。
彼はそこで一体何をしていたのだろうか?というお話ですが・・。
僕は、その豹の暗喩に、昔からすごく心惹かれます。
もう少し、もう少しって登るうちに、
極寒と酸素の薄い中で自慢の敏捷性も無くなり、
最後はノロノロになって倒れる。
倒れても、微かに動いている足は、未だ高みを望む意思に従っています。
死ぬまで上を見て、死んでも目を見開いて頂を睨んでいるそのイメージは、
僕の教科書そのものです。
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